4色ボールペンを使い始めたきっかけ
私はもともと、手帳やノートを使って予定を整理するのが好きなタイプでした。仕事のスケジュールや家事のメモ、ちょっとした日記まで、いろんなことを書きとめることで、気持ちが落ち着くんですよね。そんな中で出会ったのが、4色ボールペンです。
最初は、SNSやYouTubeで見かけた「色分け手帳術」に憧れていました。1本で4色使えるボールペンってとても便利そうだし、色で情報を分けると見返したときにも分かりやすいという声が多くて、「私もやってみよう!」とワクワクしながら購入したのを覚えています。
とくに、子育てや家事、仕事の予定がごちゃごちゃになりやすい毎日だったので、「色で分ければもっと整理できるかも」と思ったんです。ペンを何本も持ち歩かなくても1本で完結する便利さにも惹かれて、すっかり4色ペン派になっていました。
私の4色ボールペンの使い分けルール
4色ボールペンを取り入れてからは、それぞれの色に自分なりの意味を持たせて、手帳やノートにルールを作っていました。
たとえばこんなふうに:
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黒:基本のメモややることリスト
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赤:大切な予定や締切、忘れたくないこと
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青:仕事関連のタスクやアイデア
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緑:趣味や家族のイベント、楽しいこと
最初はこの色分けがとても便利で、「これはいいかも!」と感じていました。実際、見返したときに色ごとに内容がまとまっているのはすごく分かりやすかったですし、なによりページがカラフルになることで、書くのが楽しくなるという気持ちもありました。
家計簿にもこのルールを応用したり、子どもの予定と自分の予定を色で区別してみたりと、自分なりのアレンジを加えて使う日々が続いていました。
「色分けしなきゃ」のプレッシャーに気づいた
ところが、しばらく使っているうちに、ちょっとした違和感が出てきました。書こうと思っても「これって赤?それとも青?」と、どの色を使えばいいのか迷ってしまう場面が増えたんです。
そのうち、「あ、これ急いで書きたいのに、色が決まらなくて手が止まってる……」なんてことが何度もありました。せっかくのアイデアも、色を決めるのに時間がかかってしまって、タイミングを逃してしまうような感覚。
ふと、「色分けしなきゃいけない」っていう気持ちが、自分の中でプレッシャーになっていたんだと気づきました。本来はもっと自由に書くための道具だったはずなのに、色選びのルールに縛られていたような気がします。
4色ボールペンを使い続けて感じたモヤモヤ
さらに使い続けていく中で、いくつかのモヤモヤした気持ちも出てくるようになりました。
たとえば、色を切り替えるときにカチカチと押しながら何度も確認するのが、思ったよりも手間だったこと。しかも、そのたびに少し集中が切れてしまうこともありました。
また、同じペンでも色によってインクの出方や書き心地が違うことがあって、「あれ?この色だけ書きにくいな……」と感じることも。そして、4色ボールペンはどうしても軸が太めなので、長時間書いていると手が疲れてしまうのも難点でした。
最初は便利さばかりが目立っていたのに、いつの間にか「合わないかも」と思うようになっていたんですね。
単色ペンに戻ってみて感じた変化
そこで、思いきって昔使っていたお気に入りの黒いボールペンに戻してみることにしました。それはジェットストリームの滑らかな書き心地が特徴のペンだったのですが、これが想像以上に快適でびっくり。
まず、色を選ぶ必要がないことで、すぐに書き始められる。考えていることをそのまま文字にできるスピード感に、「あ、私これでよかったんだ」とホッとしました。
そして、筆記に集中できるようになったことで、「書くことってこんなに楽しかったっけ?」という気持ちが戻ってきたんです。ノートも手帳も、なんだか自由に使えるようになった気がして、気軽に開けるようになりました。
試してよかった代替アイテムやスタイル
単色ペンに戻してからは、他にもいろいろ試してみたくなって、文房具売り場をのぞくのが楽しみになりました。
書き味重視で選んだペンは、やっぱり「ジェットストリーム」や「サラサ」など、滑らかで軽い書き心地のもの。お気に入りの一本があると、それだけで毎日のメモ時間がちょっとした癒しの時間になります。
また、万年筆やシャープペンシルを使ってみると、書く動作に丁寧さが加わって、より自分と向き合うような気持ちになれることもありました。
色分けができない代わりに、「記号」「マーク」「ふせん」などを使って、視覚的な区別を工夫するようになったのも新しい発見でした。
4色ボールペンをやめた人たちの声
自分だけかなと思っていた「やめたい気持ち」ですが、ネットで調べてみると、意外と同じような経験をしている方が多いことに驚きました。
SNSやブログで「4色ボールペンやめました」という投稿を見かけると、みんな同じように「色に縛られて疲れてしまった」「2色でじゅうぶん」「むしろ1色のほうが書きやすい」といった声がありました。
そんな共感の声を読むと、「自分がダメだったんじゃなくて、スタイルが合わなかっただけなんだ」と安心することができて、気持ちがラクになりました。
それでも4色ボールペンをおすすめしたい人もいる
とはいえ、4色ボールペンが合わない人がいる一方で、やっぱり便利だと感じる人もいます。たとえば、学生さんが授業のノートを取るときや、資格試験の勉強をしているときなど、色分けで情報を整理するのはとても役立つんですよね。
仕事でも、プロジェクトごとに色を変えてタスクを管理したり、チームで情報を共有するために色分けを活用している方もいらっしゃいます。
また、「色があることで気分が上がる」「見た目が華やかになることでやる気が出る」というタイプの方には、4色ボールペンはぴったりだと思います。
大切なのは、自分のスタイルや性格に合っているかどうか、見直してみることなのかもしれません。
私が見直した「手帳とノートの役割」
4色ボールペンを手放してみて、私が一番感じたのは、「そもそも何のために手帳を使っていたのかな?」ということでした。
きれいに書くため?整ったノートを作るため?そうじゃなくて、私にとって大切だったのは、「頭の中を整理したい」「忘れたくないことを残しておきたい」という気持ちでした。
その目的に立ち返ってみると、色分けよりも、すぐに書けること、気楽に続けられることのほうが大切だったと気づいたんです。
今では、ちょっとしたメモやひとこと日記も、思いついたまま黒いボールペンでスラスラ書く日々が心地よくて、「書くっていいな」とあらためて思えるようになりました。
まとめ:4色ボールペンを手放して気づいたこと
文房具って、なんとなく使い続けてしまいがちだけど、実は「今の自分に合っているかどうか」を定期的に見直すことって大事なんだと感じました。
4色ボールペンは便利な道具ですが、必ずしも誰にでも合うとは限りません。使っていてモヤモヤするなら、それは「変えてもいいよ」というサインかもしれません。
私にとっては、「色にこだわるよりも、書くことそのものを楽しみたい」という気持ちが大きくなって、単色ペンに戻ったことで日常のストレスが少しだけ減りました。
これからも、自分のライフスタイルや気分に合わせて、道具を選ぶ自由を楽しんでいきたいなと思っています。